室内常用メガネという新発想1

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    室内常用メガネというものをご存じでしょうか?
    要は遠近両用レンズの仲間のようなものなのですが…
    たまたまテストレンズを試用してみたところ抜群に調子がよいので私も愛用しています。
    現在、遠近両用レンズを使用している方は多くいると思いますが、どうしても加齢と共に見える範囲が狭くなったり、歪みが強くなったりと使いにくい点も出てきてしまいます。
    このような現状に対しての新発想としての「室内常用メガネ」を紹介してみます。

    [なぜ遠近両用は加齢と共に使いにくくなるのか]
    遠近両用レンズは、一つのレンズに「遠方部分」「中間距離部分」「近方距離部分」があります。
    これだけでもそれぞれの見るスペースは制約されるわけですが、老眼度数が強くなると見える範囲が狭くなります。(下図の白い部分が明瞭に見える部分)

    収差分布図

    高齢化の進展で強い老眼度数の方が増えています。つまり、構造的に遠近両用メガネではなかなか満足のいく明瞭視野が得られなくなっているわけです。
    (各メーカーでも開発を進めて少しでも広く安定した視野を得られるレンズを作っていますが…)

    このような設計技術の話とは少し話が変わりますが、現在では室内生活時間がとても増えています。平均すると一日の内、70%〜80%は室内生活をしているという調査もあります。
    これをよく考えてみると以下のようなことが導かれてきます。

    1・室内生活80%時代に入ってきた
    2・従来型遠近両用では、強老眼(加入度といいますが)世代は使いにくい面がある
    3・更に、室内生活では中間距離を使うことが多いが遠近両用では中間距離は特に不便である

    ⇒    遠近両用の「遠」を外してしまったらどうだろうか!!
            室内であれば「遠」の必要性もない
            「遠」がなければ、「中間距離」「手元距離」はワイドな視野が獲得できる

    かなり昔から同様の発想で「中近両用」というものはありましたが、やはり老眼度数が強くなると室内中間距離が見にくいという限界があり今一つ普及はしませんでした。
    しかし、近年の技術革新によって本当にスッキリ見える第二世代の中近両用「室内常用タイプ」が
    開発されました。

    ◎ 老眼鏡なのにテレビも見えるし、掛けて歩ける
    ◎ 遠近両用系設計なのに視野が広く、ユレやユガミがほとんどない
    ◎ パソコンディスプレーが特に抜群に見やすい

                                                                                                                        つづく


    青色光生活に関する注意喚起3

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       今回は青色光から眼を保護するレンズについて紹介します。
      青色光を遮断ないし減退させるレンズには大きく分けて2タイプあります。
      一つには完全に青色光を遮断する遮光レンズと言われているものです。
      前回のブログ末尾に写真入りで載せてあるものが遮光レンズです。
      青色光線が完全に遮断されます。
      このレンズは主に網膜疾患等でダメージを受けた方の保護用として使用されています。
      一つの欠点としては、青色が消えてしまいグレーに見えるので青色の見分けができなくなることです。
      電気配線で青色コードとグレーのコードがあっても判断ができなくなってしまいます。
      (青色のない世界になってしまう)
      青色レンズ青色に遮光
      左が青色レンズです。このレンズを見る際に遮光レンズを通すと右のようにグレー系の色になります。

      もう一つにはフィルターレンズと呼ばれているものがあります。
      このタイプは、青色光は15%〜25%程度減退させる効果があります。
      カラー濃度が濃くなれば更にカット効果は変わります。
      この程度のカット率であれば、青色のない世界にはなりませんので日常的に使用ができます。
      更にコントラスト感度を高める効果があるので、ご年配の方で薄暗い場所が苦手という方にはスッキリ、ハッキリ見えることが期待できます。
      最近ではニコンから「シークリアブルー」というレンズコーティングで青色を減退させるレンズが発売されました。従来の染色タイプに比べると青色以外は減退させないので明るさを維持した状態で青色だけ減らせる効果があります。
      カラーの組み合わせも自由なので、パソコン用、ゴルフ用と用途にマッチした色を使用することで一層使いやすい視界を実現できることになります。

      コントラスト10コントラスト5コントラスト3

      LED照明を使用しているテレビやパソコン等を長時間見る方は青色光減退効果のあるフィルターレンズを使用する必要な時代になったのかもしれません。

      青色光生活に対する注意喚起2

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         前回に引き続き「青色光」に対する注意喚起です。
        今回はちょっとマニアックな専門的領域の話となります。(できるだけ簡単にしますが)

        LED照明と網膜障害の可能性について
        まずはLEDについて整理をしてみます。

        LEDとは「発光ダイオード」と呼ばれる半導体のことです。これまでの白熱ランプや蛍光ランプ・HIDランプと異なり、半導体結晶のなかで電気エネルギーが直接光に変化するしくみを応用した光源です。

        LEDにはこれまでの光源にはない様々な特長があります。LEDは長寿命が大きな特長です。また、器具も小形化でき、従来にないデザインの器具設計ができます。LEDの光には可視光以外の放射がほとんどありませんので、熱に弱い被照射物などへの照明や、紫外線放射による色あせなどが心配なデリケートな被照射物への照明に適しています。既存光源はガラス管を用いているため振動や衝撃に弱いですが、LEDはガラス管を使用していないので、割れた場合のリスク低減などの特長があります。LEDは器具の小形化・長寿命など廃棄物の削減が可能で環境に有害な物質を含まないなど、環境保全に配慮したあかりです。

        LEDの特徴

        このLEDがテレビ、パソコン、携帯電話、ゲーム機等などの照明に使われているわけです。
        問題点としては、LEDには多くの青色光が含まれていることです。
        (白色光であっても青色成分を多く含んでいます)


        青色光と網膜障害の可能性について
        眼科の分野では青色光等の強いエネルギーを持つ光線をHEV(ハイエネルギーライトのような意味)と呼び注意を促しています。最近、テレビCMで流れている加齢黄斑変性症の原因の一つとしても考えられています。
        青色光網膜障害というものがあります。網膜障害は熱や光による化学反応等でも発生します。どちらも危険なのですが、青色光で怖いのは通常レベルの青色光線であっても網膜障害が発生する可能性があることです。
        通常レベルであれば、日常的に見ているテレビ、パソコン、携帯電話等など生活空間に溢れています。これが危険となると何らかの保護対策をしないとまずいことになるのではないでしょうか。

        青色光をカットするメガネレンズを使用する
        一つ特殊なレンズをご紹介します。危険な青色光をカットするレンズです。
        青色光ペン紙に青色光遮光レンズ効果

        左が青色光を発光するペンです。これを白い紙に照射したものが真ん中写真です。
        右側が遮光レンズという特殊なレンズを間にはさんだ状態です。青色光がカットされて
        白い紙に届いていないことがわかると思います。
        この辺の青色光から目を保護するレンズについては次回にご紹介をします。

        ※ 青色カットを完全にしてしまうと日常の青が青に見えなくなる問題もあります


        青色光生活に対する注意喚起1

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           最近、青色光発生するものが生活に溢れていますが平気なのでしょうか?
          メガネレンズでも各メーカーが相次いで青色光軽減タイプを発売しています。
          背景なども気になったので少し調べてみました。
          調べてみると「本当にこのままで平気なの?」という感想を持ちました。
          ちょっと知っておいてほしいことも含めて何回かに分けて書かせてもらいます。

          青色光は強いエネルギーがあるので避けるべき光です
          可視光線
          光には波長があって短波長光といわれるものになる程強いエネルギーを持っています。
          青色光と言われるのは400から500程度の波長域のことで、
          もっと短波長光になると紫外線やエックス線等になってきます。
          最近、加齢黄斑変性症のCMがテレビでも流れていますが青色光はその原因の一つとも言われています。
          今回は、テクノストレスと青色光についてです。
          テクノストレス
          パソコンなどを長時間使用して発生する眼疲労、頭痛、根気低減等をテクノストレスと言われています。
          最近では、LEDバックライトが増えたため一般家庭の中にも青色光生活が拡大しています。
          下のグラフは、ブラウン管モニターのテレビと液晶モニターでの青色光発生比較です。
          ブラウン管青色液晶モニター青色
          明らかに液晶モニターの方が青色光を多く発生させています。
          他にも、以下のようなものは全て同様になります。
          青色光発生1青色光発生2
          テレビ、アイパッド、携帯電話、携帯ゲーム機、パソコン等など

          要は、「きれいな映像になった」と言われるものは皆 青色光をたくさん発光しているようです。
          短時間であればたぶん問題はないのでしょうが、これらを見ている時間は短時間ではないと思います。
          子供に青色光を長時間、長期間見せて平気なのでしょうか?
          お年寄りにも同様です。一般の成人でも同様です。

          青色光以外の視環境変化で子供なのにピント合わせが苦手な老眼のような症状が出ています。
          更に青色光生活は本当に平気なのでしょうか?
          青色光を軽減させるレンズも発売されていますが、青色光は平気なのかについて次回も書かせてもらいます。
          青色カットイメージ


          パソコンや室内距離が抜群と評判の遠近両用レンズ

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            [室内距離充実の遠近両用レンズの時代かもしれません]
            比較的最近ですが、中間距離が特に見やすい遠近両用レンズの評判が良いので紹介させてもらいます。これはNikonから発売されているプレシオ ライフというレンズになります。
            私どもと仕事での付き合いのある社長さんの例でいうと、けっこう乱視が強い遠近両用には違和感を覚えやすいタイプの目なのですが「今まで使用した遠近両用の中で一番良い。抜群!」という評価でした。どの当たりが抜群なのかを伺ってみると、やはり「中間距離」のようです。
            この中間距離をより詳しく聞いてみると、パソコンディスプレー程度の近距離より少し先の中間距離と職場が端から端まで見ると約25m程度というドライブ距離まではいかない室内中間距離の範囲が特に抜群なようです。
            ・今までの遠近両用では満足できない室内距離が抜群 → 遠近両用よりGood
            ・中近両用では室内のやや遠方は満足できなかった   → 中近両用よりGood
            ある調査によると室内にいる時間は一日の内、70%〜80%というデータもあります。
            このような生活スタイルの方には、室内距離充実型の遠近両用が使いやすいのかもしれません。

            [気になったのでNikonさんにデータをもらってみました]

            プレシオ ライフ一般の遠近両用
                  ライフの視野            一般の遠近両用

            度数によっては異なるそうですが、パソコンモニターを見た場合のイメージ画像をもらいました。
            使っている方に確認してみると、確かにこんな感じのワイド感があるとのことでした。
            よりきめ細かな遠近両用のタイプが選択できる時代になってきました。
            ちょっと気になるという方は是非職人倶楽部のお店にお越しください。



            日本人が英語を聞き取りにくいわけ?

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               先日、「聴こえ」「音響」関係に特にくわしい人とお話しをする機会がありました。
              その中でちょっと面白い話をうかがったのでご紹介いたします。
              要点としては、普段耳にしていない言葉や音域は苦手になりやすいという話でした。
              少し具体的に言うと、日本語は全般的に低音が多く、英語は比較的高音域が多いそうです。
              私達は常に低音域である日本語で耳がなれているので高音域の英語は耳(脳)がなじんでいないため「英語はどうも聞き取りにくい」
              ということになるそうです。
              似たような話で知らない単語は聞き取りにくというものもありました。
              聴こえというと一般に高齢者というイメージがありますが、あるテストで主婦と若者何人かで実験をしたそうです。一般的に知られた単語であれば、当然参加者は問題なく聞き取れます。
              でも、主婦は知っていても若者が知らない言葉やその逆になると急に聞き間違いが急増したそうです。このことから聴こえを正しく認識するということは、慣れ親しんだ音域であったり、知っている言葉と
              いう脳との連動性がけっこう関係している
              らしいという話でした。
              「聴こえ」に関するちょっとした雑学知識でした。

              ロービジョンケアにも力を入れていきます

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                 「ロービジョン」という言葉をご存じでしょうか? 意味は、言葉のままで「低視力」ということです。
                具体的に言うと、目の病気などで治療をしても駄目。メガネやコンタクトレンズを使用しても駄目。
                何をしても視力があがらないというような場合の視力ケア領域です。
                主にご年配の方が多いと思いますが、このような場合には『拡大』して見るという方法があります。
                5m先の直径7.5mmの視力標が見えないのなら、もっと近づいて70倍に拡大すれば
                多少ゆっくりとではあっても見える可能性は出てきます。
                下の画像がロービジョン用の機械です。据え置き型と持ち歩けるポータブル型があります。
                拡大読書器ポータブル型

                まずは、明かりの点くルーペ等から始める方が多いようですが、ルーペでは倍率や見える範囲に限界があります。このような機械を使えば70倍という倍率が可能であり、白黒反転等の機能もあるので見やすくなります。
                もし、ご家族やお知り合いでお困りの方がいれば眼鏡職人倶楽部の店にご相談ください。
                試しにどんなものなのかを見て頂くことができます。

                子供の健康診断に近方視力検査も加えたい

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                   小学校、中学校では集団検診の時期となり各地で視力検査が開始されています。
                  検査内容は、裸眼での遠方視力、メガネ使用者はメガネを使用しての遠方視力を測定します。
                  先のブログにも書いていますが、最近では子供でも手元距離が見づらいケースが増えています。
                  特に都市部ではその傾向が強いように感じています。
                  このような時代になってきたわけですから健康診断で近方視力測定を取り入れると今まで気づかれなかったことも早期発見につながるのにと思っています。
                  子供さんで近方視力が悪いということは、読書をする際のストレスや疲労感が強まることになります。
                  勉強嫌いの子供さんで調べてみると目に原因があることもあります。
                  学校での健康診断は定められた内容でしか行えないので、保護者の方が時には手元視力の確認を
                  新聞や辞書等を使ってみてあげるのも必要な時代かもしれません。
                  子供さんのモノの見方が不自然であったり、気になる仕草があるようでしたらお気軽に眼鏡職人倶楽部のお店でご相談頂きたいと思います。

                  幼い娘なのに無理やりメガネを掛けさせないといけないの?

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                    少し前の話ですが、まだ小学校入学前の可愛らしいお嬢さんを連れたお母さんが相談に来られました。
                    日常での目つきや仕草が何か気になるので眼医者さんに行ったら「片目が強めの遠視だからすぐにメガネを掛けなさい」と言われたということでした。
                    一応、指示通りのメガネを作ったのですが娘が嫌がってすぐに外してしまうということです。自分としても無理に掛けさせるのは可哀そうでもう少し様子を見られないかという話でした。

                    確かに無理やり掛けさせるのは可哀そうだと思いますが、でも今掛けさせないと一生後悔するようなことになり兼ねないことをご説明しました。

                    これは、人間の眼はモノをキチンと見ながら成長し、だいたい6歳程度に完成するためです。
                    つまり、6歳までの期間に正しくモノを見て育たないと視力が出ない弱視になったり、左右視線が合わない斜視になったりする場合があるためです。
                    このようになったら治療方法はありません。
                    一生、自動車免許証はとれない、仕事の制約も出る、学校も視力が低く過ぎるため普通の学校には通えないかもしれません。可哀そうだからこそ、今は無理にでも専門医の指導に従って下さいと説明しました。

                    この後、何でメガネが嫌なのかお嬢さんによくよく聞いてみると「耳掛け部分が痛いから」ということがわかりました。痛くないようにしたらニコニコして「これなら掛ける」と笑顔です。視力補正面では掛けさせる必要は論を待ちませんが、嫌だといっている原因を少し考え、気配りをしてあげると意外と簡単なことで解決することもあるようです。

                    そして、このような子供の治療用メガネはキチンとした知識と技術を持ったメガネ専門店でご用意されることをお奨め致します。子供用メガネは買う時よりも、使い始めてからのフォローができるお店選びが大切です。(適正サイズではありませんでした。耳の形状に沿っていませんでした。アームが左右段違いに歪み、メガネが傾いていました)


                    疲れ切っている現代人の眼

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                      眼鏡職人倶楽部の本ページにも載せていますがパソコンやゲーム等で疲れ切っている眼が多いことには驚かされます。

                      先日の例ですが、24歳の若い男性の方を検査してみると40代後半の調節状態となっていました。(調節状態とは遠くや手元にピント合わせをする機能のことです)

                      言い換えれば20代なのに初期老眼のような見え方になっているのです。

                      本人も「何か疲れる」「手元作業をしていると特につらい」等の症状は感じていたようですが、まさか40代後半水準のピント合わせ能力になっているとは気づいていません。

                      少し専門的になりますが、厳密には彼の調節力は24歳相応には本当はあるのです。但し、ピントの切り替えがとても緩慢になっており、無意識に何気なく見ているような時には調節機能がさぼってしまい働きが悪いという状態のようでした。

                      量と質という見方をすれば、頑張れば十分な量はあるのですが、様々な距離にピントをスムーズに切り替える質が落ちていると考えられるのでしょうか。

                      早速、懇意にしている専門医に紹介しましたが、このような方がとても増えてきているように感じます。このような場合には、専門医での治療や調節サポートレンズというものもありますが、一番大切なことは生活習慣の改善だと思います。

                      一日12時間パソコンを見て、休憩等の合間には携帯電話を見ているような生活では解決しないと思います。一昔前には考えられなかったような眼負担が増えている世の中です。大切な自分の眼を労わって頂きたいと思います。



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