幼い娘なのに無理やりメガネを掛けさせないといけないの?

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    少し前の話ですが、まだ小学校入学前の可愛らしいお嬢さんを連れたお母さんが相談に来られました。
    日常での目つきや仕草が何か気になるので眼医者さんに行ったら「片目が強めの遠視だからすぐにメガネを掛けなさい」と言われたということでした。
    一応、指示通りのメガネを作ったのですが娘が嫌がってすぐに外してしまうということです。自分としても無理に掛けさせるのは可哀そうでもう少し様子を見られないかという話でした。

    確かに無理やり掛けさせるのは可哀そうだと思いますが、でも今掛けさせないと一生後悔するようなことになり兼ねないことをご説明しました。

    これは、人間の眼はモノをキチンと見ながら成長し、だいたい6歳程度に完成するためです。
    つまり、6歳までの期間に正しくモノを見て育たないと視力が出ない弱視になったり、左右視線が合わない斜視になったりする場合があるためです。
    このようになったら治療方法はありません。
    一生、自動車免許証はとれない、仕事の制約も出る、学校も視力が低く過ぎるため普通の学校には通えないかもしれません。可哀そうだからこそ、今は無理にでも専門医の指導に従って下さいと説明しました。

    この後、何でメガネが嫌なのかお嬢さんによくよく聞いてみると「耳掛け部分が痛いから」ということがわかりました。痛くないようにしたらニコニコして「これなら掛ける」と笑顔です。視力補正面では掛けさせる必要は論を待ちませんが、嫌だといっている原因を少し考え、気配りをしてあげると意外と簡単なことで解決することもあるようです。

    そして、このような子供の治療用メガネはキチンとした知識と技術を持ったメガネ専門店でご用意されることをお奨め致します。子供用メガネは買う時よりも、使い始めてからのフォローができるお店選びが大切です。(適正サイズではありませんでした。耳の形状に沿っていませんでした。アームが左右段違いに歪み、メガネが傾いていました)


    疲れ切っている現代人の眼

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      眼鏡職人倶楽部の本ページにも載せていますがパソコンやゲーム等で疲れ切っている眼が多いことには驚かされます。

      先日の例ですが、24歳の若い男性の方を検査してみると40代後半の調節状態となっていました。(調節状態とは遠くや手元にピント合わせをする機能のことです)

      言い換えれば20代なのに初期老眼のような見え方になっているのです。

      本人も「何か疲れる」「手元作業をしていると特につらい」等の症状は感じていたようですが、まさか40代後半水準のピント合わせ能力になっているとは気づいていません。

      少し専門的になりますが、厳密には彼の調節力は24歳相応には本当はあるのです。但し、ピントの切り替えがとても緩慢になっており、無意識に何気なく見ているような時には調節機能がさぼってしまい働きが悪いという状態のようでした。

      量と質という見方をすれば、頑張れば十分な量はあるのですが、様々な距離にピントをスムーズに切り替える質が落ちていると考えられるのでしょうか。

      早速、懇意にしている専門医に紹介しましたが、このような方がとても増えてきているように感じます。このような場合には、専門医での治療や調節サポートレンズというものもありますが、一番大切なことは生活習慣の改善だと思います。

      一日12時間パソコンを見て、休憩等の合間には携帯電話を見ているような生活では解決しないと思います。一昔前には考えられなかったような眼負担が増えている世の中です。大切な自分の眼を労わって頂きたいと思います。


      緊急用メガネの使用体験とご紹介

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        震災から50日程経過しましたが、未だに余震が時々あり不安感が消えません。
        お店にも時々避難袋用の予備メガネをお求めになる方がお出でになっています。
        このような時期にタイムリーな緊急&応急用メガネが発売されます。
        商品はアドレンズ エマージェンシーというもので、1968年にノーベル賞を受賞されたルイス・アルバレスさんという方の発明だそうです。

        緊急用メガネ

        度数はけっこう強めの近視の方から遠視あるいは老眼度数まで調整ができます。
        メガネのアームの付け根部分にダイヤルがあり、これを回して片目ずつピント調整をします。
        私もけっこう強めの近視なのですが「かなりよく見えました」。
        地震等での緊急避難であれば、とりあえずは便利なものだと思います。

        私自身の評価としては…
        ・一時的には便利なので避難袋に入れておきたい
        ・デザイン的には微妙…(特にレンズ部分が。予備だから仕方ない…)
        ・価格は4,980円なので手頃
        ・耐久性はあくまでも「予備」という水準?
        ※ 一番困るのが、長時間使用していると目の中心とレンズの光学中心を合わせた加工ではないので頭痛や眼疲労は出てくること(既製品だから仕方がないけど…)


        加齢と共に低下するコントラスト視力

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          「視力が良くても見えにくい」という感じわかりますか?
          若い世代の方は特にわかりにくいと思いますが、50歳、60歳、70歳…と年を重ねていくと現実的になってくる方が増えてきます。
          これは「コントラスト視力」というものに関係しています。
          普通の視力検査は、白地に黒文字というコントラストが最も明瞭な状態で視力検査をしますが、日常生活ではグレーの背景に少し薄いグレーの対象物や文字など識別しにくいものも沢山あります。
          このような低コントラスト状況にあると「視力は良くても見えにくい」ということになるわけです。
          一般的にコントラストの感じ方は加齢に従って徐々に低下をしていきます。
          けっこう個人差もありますが…
          このようなコントラスト視力を調べる際には下のような薄い視力標を使って確認をします。
          コントラスト3コントラスト5コントラスト10
          真ん中の数字は、私が濃淡尺度を把握するために便宜的に付けた数字です。
          左側の視力標はかなり見分けにくいと思います。
          中には書いてあることさえわからないという方もいるかもしれません。

          最近では、コントラスト感度を高めるためのフィルター系レンズというものが発売されています。
          発売メーカーによっても異なりますが「楽色レンズ」「オフィスカラー」「ブルーライトケア」等などいろいろと種類が出ています。
          これらのレンズは、短波光という青色系の波長を減らすことでコントラスト視力を高めています。
          黄色や茶色系の淡いカラーをレンズに付けるのも方法です。
          同様にコントラスト効果が高まります。

          コントラスト視力減退は個人差があるので、上に書いたような視力標を見て、フィルター系レンズの有無で見え方比較をします。
          明らかに明瞭になるようであれば、フィルター系レンズを使用すると遠方だけではなく、少し薄暗い場所で新聞を読む場合にも効果的かもしれません。


          花粉が付着しにくいコーティング

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            まだ花粉症で困っている方も多いと思いますが、今回は花粉が付着しにくいレンズについてご紹介ます。
            花粉だけではなく、汚れも付着しにくく、付着した汚れも拭き取りやすいというものです。
            通常コートスーパーレジスタンスコート
            左側が一般的なレンズです。右側が花粉がつきにくいコーティングです。(メーカー比較)

            本当にこんなに差があるものなのか試してみました。
            花粉の付着はレンズ面の静電気によるものが原因なのでレンズ表面を布でこすり発泡スチロールの粉の付着具合を比べてみました。
            結果は、「本当に付着しない」ことがわかりました。

            更に、このコーティングはとても傷に強いということも確認しました。
            昨年くらいまで傷に強いということで売り出していたコーティングの1.5倍の耐傷効果があるようです。
            メーカーの技術の方に数値で表してもらうと最も一般的なハードコートと比べると約2倍の耐傷効果があるようです。

            ハードコート比較

            このコーティングをすれば花粉が一切眼に入らないとは言えませんが、かなり軽減できるのではないかと思います。


            災害伝言板の使い方

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               大震災から一ヶ月が過ぎましたが地震はなかなか収まらないですね。
              地震酔いというのでしょうか? 普段の生活をしていても地震感が消えないです。
              今回はメガネとは直接関係はないのですが、携帯電話で簡単にできる災害伝言板の使い方を
              ご紹介します。
              若い世代の方達には当り前のことなのでしょうが、私自身も始めて使い方を知りました。
              電話は通じないという状況では大切なことになると思いますので是非覚えたら如何でしょうか。
              1.まずは携帯電話のiモードを立ち上げます
                  災害時には最初のページに災害伝言板が出ています
              2・最初に「登録」をします
                  定型文として「無事です」「自宅にいます」などがあります。チェックをつけられます
                  コメントを100文字まで入れることもできます
                  最後に登録を押せば終了です
              災害5災害2災害3
              ファミリーメンバーという仕組みもあります。家族間通話無料のような家族グループを設定していると
              家族単位でメールが送信できたり、安否確認ができます

              3.家族の安否を確認する「確認」
                  災害伝言板の「確認」を押します
                  次に確認したい家族の電話番号を入れると、当該番号でメッセージ登録がされていれば表示され
                  ます
              災害6
              災害7
              実際に使ってみないとわかりにくいと思います。現在は全国で災害伝言板が立ち上がっていますので一度家族で試してみると安心かもしれません。

              技術セミナーを開催・参加

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                 昨日は一日技術セミナーに参加してきました。
                眼鏡職人倶楽部ホームページでも記述している「3D映像と眼疲労」や「若いのに老眼」というような
                事例についてより深く勉強をしました。
                講師には眼鏡技術教育の第一人者である内田豪先生をお招きしました。
                優しそうな顔をしているけど、なかなか厳しかったです。

                技術セミナー1


                この分野については日々勉強をしていましたが、新しい知識や発見もいろいろとありました。
                一日の勉強を通じて「改めて眼に負担が大きな世の中になっている」ことが肌身で感じました。
                新しいテレビやゲーム、携帯電話が発売される毎に、新しい視覚サポートのあり方を常に勉強を
                していかないと遅れをとってしまいます。
                個人的感想としては、視覚機械はどんどん進化していきますが、人間の眼がついていけない時代に
                なりそうな予感がしています。

                クリックで挿入

                ちなみに今回の勉強会から、眼鏡職人倶楽部のメガネのアキ 後継者がめでたく眼鏡学校を卒業
                してメガネ業界デビューを致しました。暫くは仲間のメガネ店にて修行をしていきます。


                メガネに関する地震対策

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                   メガネに関する地震対策について
                  東北地方太平洋沖大地震で被害にあわれた方に心よりお見舞いを申し上げます。
                  メガネ屋としての地震対策をまとめてみました。メガネなしでは生活できない方は
                  是非、ご覧頂きたいと思います。

                  メガネなしでは動けない近視の方へ
                  私もかなりの強度近視ですが、今回のような大震災が身近におきた時にメガネなし
                  では全く身動きがとれません。
                  近視による視力不良の方は、起床して最初にとる行動は「メガネを掛ける」ことです。
                  つまり、一番最優先されることがメガネを掛けることなわけです。
                  裸眼視力が0.5程度の弱度近視であってもかなり不自由をするでしょうし、増してそれ
                  以下の視力では避難をすることさえ困難になると予測されます。
                  このことから、近視の方には以下の点を提案させて頂きます。

                  ● 就寝時にはメガネは身近に置き、場所を一定に決めておく
                   手が届く範囲に置いておきたいものです。膝から下の低い場所に置くと
                   踏んでしまう場合があるので注意しましょう。できればハードケースに入れて
                   おくと安心です。
                   頻繁に場所を変えると探す手間がかかるので「一定の場所」が大切です。

                  ● 必ず予備メガネを避難袋に入れておく
                   少しくらい度数が合っていなくても構いません。フレームデザインが古くても
                   構いません。避難袋の中に1本入れておきましょう。時には水以上に必要と
                   なる場合があります。
                   下写真のような携帯用フレームというものもあります。キチンと自分の度数を入れても
                   ポケットサイズのケースに入ります。

                  携帯メガネ

                  ● 老眼の方も避難袋に予備老眼鏡を入れておく
                  避難所生活になったり、家族の安否を確認するにも「見えない」 というのは非常に困ったことになります。辞書の文字まではハッキリと見えなくても、回覧板程度は読める老眼鏡を避袋には用意しておくべきでしょう。

                  ● コンタクトレンズ中心の生活をしている方
                  万が一の際には清潔な水で指先を洗うこともできませんし、生理食塩水でレンズをすすぐこと   も困難と予想されます。「コンタクトレンズがいきなり使用できなくなった」という前提で予備メガネを同様に用意すべきだと思います。併せてメガネの見え方にも多少普段から慣らしておく必要もあります。いきなりメガネへの切り替えはけっこうキツイです。

                  [今のうちにやっておいて頂きたいこと]
                  ● 現在使用中のメガネの点検・メンテナンス
                  もしも被災時に「レンズが落ちたり」「ネジがとれたり」したら大変です。今のうちに点検・メンテナンスにお持ち下さい。
                   
                  ● 避難袋に入れる予備メガネも使えるようにメンテナンス
                   予備メガネといっても壊れたメガネしかないという方はご持参下さい。
                   故障の程度によりますが、予備程度には使えるように修理をします。

                   ※ 当店でお買上以外のメガネでも対応させて頂きます
                   ※ メンテナンス代金は頂きませんのでお早めに(パーツ交換等は実費)

                  避難袋



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